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この度は、『BIOVIA User Group Meeting Japan 2022 - Material Science Day』にてご講演いただきました講演者様のオンデマンドセッションにご登録いただき、ありがとうございました。
以下より、本オンデマンドセミナーをご視聴ください。
九州大学 大学院工学研究院 主幹教授
田中 敬二氏
エポキシ硬化物は熱硬化性高分子であり、接着剤や構造材料として広く用いられる。本講演では、エポキシ化合物とアミン化合物の硬化反応による三次元ネットワーク構造形成、硬化物の凝集状態、また、異種固体界面近傍での凝集状態について実験でわかることを解説した後、分からない部分への分子動力学シミュレーションの活用について演者らの成果を紹介する。
スズキ株式会社 環境・材料・生産技術開発部 係長
三浦 和也氏
いわゆるマルチスケールフィジックスの考え方に習い、自動車排ガス浄化触媒の活性を予測した事例を紹介する。具体的には排ガス浄化反応を詳細化学反応で表現し、各反応の活性化エネルギーを Dmol3 で求め、その値を市販の化学反応解析プログラムに投入することで、第一原理的にマクロな触媒活性を予測した事例を紹介する。
三菱ケミカル株式会社 R&D 変革本部 R&D 変革部 担当部長
瀧原 毅氏
三菱ケミカルは2017 年4 月に三菱系の素材3 社が統合して発足した会社である。製品や技術プラットフォームは多岐にわたり、研究開発も多様性に富んでいますが、業務の属人化というリスクも抱えている。属人的な知見をいかに形式知にするか、表出化させるか。電子実験ノートを通して『研究者としての思考様式』も伝承できればと考え、電子実験ノートの導入を開始した。道半ばではあるが、三菱ケミカルにおける電子実験ノート活用の構想等を紹介する。
昭和電工株式会社 計算科学・情報センター 情報・インフォマティクスグループ 情報チーム チームリーダー
川原 悠氏
昭和電工では社内資産である実験データの「蓄積」「共有」「活用」のため、2019 年から BIOVIA Notebook を導入し、研究開発拠点への普及に取り組んできた。当社は有機・無機・金属にわたる多彩な事業を展開しており、BIOVIA Notebook に求められる機能、役割も多種多様である。そのため部署毎にヒアリングを行い、活用方法の提案や、Pipeline Pilot 活用による追加機能開発などにより利用者満足を追求し、ユーザの定着を図っている。マテリアルズ・インフォマティクス (MI) を進める上でボトルネックとなるデータ収集・データ整形の効率化 (データパイプライン) や、報告書作成の省力化 (自動レポーティング) など、BIOVIA Notebook の利用価値向上に繋がった取り組みについて紹介する。
BASF SE R&D Quantum Chemistry Lab Leader
Drebov Nedko氏
バッチ晶析は、特殊化学品業界や医薬品業界において、精製や成形のために最も広く用いられている方法の一つである。環境に優しい溶媒 (グリーンソルベント) を取り入れて晶析プロセスを最適化することは、持続可能な未来のための化学技術を開発する上で必要不可欠なマイルストーンとなる。本研究では、収率、安全性、安定性、溶媒回収の問題から、新しい特殊化学物質の冷却晶析プロセスにおける既存の混合溶媒の代替を目指す。新しいグリーンソルベントを発見するためのスクリーニング手順は、計算と実験の複合的なアプローチに基づいている。COSMO-RS 法を用いて多数の溶解度曲線を計算し、Matlab によるスクリーニングを行い、その後、選択した溶解度データの実験的検証を行った。また、最終的な晶析プロセスの最適化は、統計的実験計画法 (DoE) により行われた。この一連の手順により、問題のある溶媒系の代替に成功し、晶析プロセスの簡略化と製品品質の向上を実現した。
ダッソー・システムズ株式会社 BIOVIA ブランドリーダー
菅谷 信敬
BIOVIAのLife Science 分野における 2023 年度ビジョンを紹介する。
Dassault Systemes Material Sciences R&D team
BIOVIA Material Science 関連製品の最新情報と今後のロードマップを紹介する
ダッソー・システムズ株式会社 BIOVIA技術部 マネージメント・マネージャー
笠井 俊宏
BIOVIA は研究・開発に注力し、その業務に求められる様々な機能の開発を続けている。
このセッションでは配合設計・処方開発における BIOVIA の新しいソリューションをご紹介を行い、今後の研究開発プロジェクト管理から原材料管理、配合設計、試作・評価を行う様子を紹介する。