軽量化技術は、自動車業界の課題である、エンジン効率の向上、自動車の安全性の向上、有害な排気ガスの削減に貢献する事が分かっています。
仕様要求は保持したまま、軽量化した部品を製造できるようにするための一つ手段として、積層造形技術が注目されています。
このラウンドテーブルでは、トヨタモーター・ノースアメリカ及びフォードで積層造形に携わる業務されているユーザー様をお迎えし、
以下の点についてお話しをお聞きしました。
1.積層造形と軽量化のためのシミュレーション主導の設計
2.積層造形のプロセス化の課題:精度と信頼性の向上
3.設計者、解析者、製造部門との協調設計環境
パネリストのご紹介
- Kurt REICHELDERFE氏
トヨタモーター・ノースアメリカ
Reichelderfe氏は北米ケンタッキー州にあるトヨタ モーター ノースアメリカの製造プロジェクト・イノベーション・センターにおいて、プロジェクトマネージャーとして従事。
近年、シミュレーションを3Dプリンティングのワークフローに組み込むことを中心に、製造プロジェクトをサポートするポリマーおよび金属3Dプリンティングのアプリケーションを研究。
- Harold SEARS 氏
フォード社
社内では「フォードの3Dプリンティングの”フューチャリスト”」と呼ばれ、フォードの積層造形を推進するキーパーソンとして認識され、
グローバルな製造組織における積層造形技術の統合に責任を持ち、会社の内部コンサルタントとしても活動中。
- Jeswin JOSEPH C 氏
ウィチタ州立大学
ウィチタ州立大学のエマージングテクノロジーとCAD/CAMシリーズの研究室のリサーチマネージャー兼プログラムマネージャー。
- Kenneth WONG 氏
Digital Engineering
CAD、CAM,CAE、PLM、AR/VRに関連する記事を寄稿しているアナリスト。