Abaqus/Standard非線形解析における収束計算アルゴリズムや、計算の流れが記録されたmsgファイルの内容を理解します。また収束判定方法や収束基準を変更すべき例などについて簡単に説明します。
Abaqus/Standardの非線形解析では収束計算を行いますが、その中身を知らないまま何となくトライ&エラーでパラメータ調整をしている方も多いかと思います。本セミナーの前半では手計算で解けるレベルの簡単な例題を設定し、例題を通して具体的に収束計算のアルゴリズムを理解し、msgファイルに出力されている収束計算の内容を理解します。また後半ではAbaqusにおける収束判定の方法や収束基準を説明し、収束基準のカスタマイズ方法や収束基準を変更すべき例について簡単に紹介します。
【目次】
Section.1 例題を設定し、手計算で解く
1.1. 例題を設定する
1.2. 例題を普通に手計算で解く
1.3. 例題を数値計算的に手計算で解く
Section.2 例題をAbaqusで計算し、msgファイルを紐解く
2.1. 例題をAbaqusで解き、msgファイルを確認する
2.2. msgファイルをもう少し詳しく調べる
2.3. Abaqus が収束を判定する方法を知る
Section.3 収束条件をカスタマイズする
3.1. 収束条件を変更する
3.2. 収束条件を変更すべきケースを知る